カザアナ

風穴。カザアナ。風穴を開ける……なんて言うふうに使いますよね。

 

ところで私、

森絵都さんの 「カザアナ」

読破致しました!(病院の待ち時間に(〃ω〃))
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学校図書館で、面白そうだと借りたはいいものの、その分厚さに恐れを生して読む機会を狙っていたカザアナ……やっとのことでよみきることが出来ました。

 

いやー、疲れた!疲れたとは言っても心地のいい読後感で、楽しかったです。

 

この本はまず、後白河法皇なんかが生きていた時代の話から始まります。そして、現代。これが交互に繰り返される形で進んでいく小説ですね。

最初はちょっと戸惑ったものの、多分カザアナはこの進み方だからこそおもしろい!

 

出てくるのが

「石読」石と語り合い過去を読む。

「空読」空と語り合い天気を読む。

「虫読」虫と語り合う。

という能力を持った造園業者の3人と、これまたやんちゃでお転婆な兄妹二人。そして破天荒なその母親。

 

……どうです?これを聞いただけでもちょっと気になってきませんか?

 

この話は、お転婆な兄妹2人を主軸としてドッタンバッタン笑いありハラハラありで進んでいくコメディ(?)です。

 

これまたこの話の舞台が、住民が監視されるようになった未来の日本で……舞台が面白い!

 

登場人物といい、話の進行の仕方といい、能力の作り込みといい、軽快な会話と言い、作り込まれた舞台といい、まさに作者の想像力が大爆発💥と言った感じでした。

 

もちろん小説家の皆さんは持ちうる限りの想像力を使って毎作品書いているんでしょうが、今回ばかりはキャラの濃さといい想像力の爆撃を受けた気分です

 

読み終わって5分後くらいには「カザアナ」の魅力を伝えなければ✨と思ってこの記事を書いております。

自分の力不足で本の魅力が伝わりきらないのが本当に惜しい……少しでもこの本の魅力が伝わっていたら幸いなんですけれどもね。

 

と、いうわけで。私が今回紹介した本は森絵都「カザアナ」でした!

みなさま、一気に読了できる時間のある時に、想像力の爆撃🔥を受けてみてください!

きっと楽しくなれると思います。

 

それでは、また次の記事でお会いしましょう!また次の記事も読んでくださいね!